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2015年8月19日水曜日

決めるとは?

皆さん物事を決めるときには「よく考えて決めなさい」と、親や先生、先輩から言われたことと思います。自分が本当にやりたいこと、方針、はたまた自分の進むべき道等々、自分の将来を大きく左右する問題ならやはりよく考えてみたいですよね。そういう意味では 「よく考えてから決める」というのは決して間違いではないし、悪いことでもありません。

さてそれでは「よく考えて」というのは何をどの位考えることなのでしょう。1時間?1日間?1週間?1ヶ月間?もしかして1年間? そうですよね、決める内容によってその 期間は変わってくるのでしょう。だからどれが絶対に正解なんてありません。

ただ 中には、何でもかんでも必要以上に考え込んでしまう人が結構います。そして行動が遅れてしまう、ひどい時は行動しない、或いはせっかく行動したのに結果が芳しくない。 モノにはタイミングというものがあって、このチャンスを逃すといくら上手にやっても うまくいかないことがあります。例えばどこの学校を受験するのか?これをずっと考えていたら肝心の試験勉強に遅れが出ます。また彼女(彼氏)と付き合うか付き合わないか?ずっと考えていたら、多分別の人に取られちゃいますよね。

決めるとは決断することですから、ある程度の覚悟がいります。これが正直気持ち悪いのです。できれば決めない方が気が楽です。ただ段々年を取り社内での役職が上がってくればくるほど、大きくて責任のある問題について決めていかねばならなくなります。しかもできるだけスピーディーにです。「会社のトップの仕事は決断することだ」と言っても過言ではありません。とは言っても決めたことが必ずしも正しい決断とは限りません。その見極めも極力早くすべきで、間違えていたと判断したなら即刻修正していくことが大切だと思います。

そこで「よく考えてから決める」という方法ともう一つ「決めてから考える」という二通りを上手に使い分けたらどうでしょうか? 皆さんも考えることが重要だと思い過ぎて決められない人にはならないでください。ほどほどによく考え、できるだけ早めに決めてそして行動に移していくということを若いうちから身につけることをお勧めします。



ジェノスグループ株式会社
代表取締役会長  伊藤 哲也

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