オリンピックで海外選手と堂々と渡り合う日本人選手を見て、我が国はすごいと愛国心を新たにしました。
しばらく前、エレベーターで外国人と一緒になったときのこと。彼らの笑顔は本当に自然で、これは私には一生まねできません。
エレベーターの降り際に、「アフターユー」と声を掛けられ、時間が止まりました。
そのままじっとしていると、手で「お先にどうぞ」というしぐさ。
「あなたの後についていきます。」という省略形とわかりました。
何とかっこいい表現かと後になって冷静に振り返りました。
何かを譲る場合に主語は、普通は「あなた」ですが、丁寧な表現でも命令形になります。
「あなたが先におりてください。」ということです。
先の外国人の表現は「私」が主語で、「私は後からついていきます。」。命令形ではなく自らの意思を伝えつつ、配慮を伝えるという言い回し。
シンプルですが、奥深いです。
仕事においても、「私」を主語にして考え行動すること、命令形ではなく指示と配慮を伝えること、これにオリンピック団体競技で見られた、日本の強みであるチームワークが加われば、素晴らしい職場になると思います。
ジェノスグループ株式会社
新事業開発部長 井上 詩朗