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2015年3月5日木曜日

天中殺

天中殺の2年間をどのように過ごせばよいのか。

私のつぎの天中殺期間は2016年2月4日2018年2月3日までです。
これまで天中殺のことなど考えたことはありませんでした。
自分の天中殺期間がいつなのかも知りませんでした。

なぜこのようなことを意識するようになったのか。

2013年12月に、
「廣岡さん、陰陽五行論の勉強をしてみません?紹介セミナーがありますよ」という若い友人からの一言でした。
2013年12月から7年間の勉強がはじまりました。
毎月1回約5時間の勉強です。
今で1年と少し、基礎を学んでいる最中です。

陰陽五行論は陰陽師(おんみょうじ)が最初に学ぶ基本です。6500年の歴史があるそうです。
陰陽師というと、映画で有名な安倍晴明(あべのせいめい)が妖術を使うというイメージがありますが、陰陽五行論には妖術のようなものはありません。
安倍晴明は陰陽五行論のほかに何らかの術を身に付けていたのかもしれません。


天中殺とは、
「天中殺の期間は大なり小なり禍やトラブルに見舞われやすく、人生のなかで何か新しいことを起こすと、よい結果が生まれない」とされています。
また「天が味方してくれない時期」とも言われます。

私自身、社会人になってからの天中殺期間を振り返ってみると。
33~34歳 管理能力なしと部長をクビになり大挫折
45~46歳 子会社社長時代に倒産瀬戸際に
57~58歳 子会社の社長をクビに

ええっ本当かな、こんなことが起きていたんだ、という感じでした。
でもそのあと何とか盛り返したことで忘れてしまっていたのです。

そもそも天中殺とはどのようなイメージのものなのか?

12年ごとに、普通の10年と天中殺の2年の組合せが繰り返します。
普通の10年は土管内の号下のあいだで人生が営まれ、天中殺の2年は土管がない状態のなかで生きる、というイメージです。

普通の10年間は土管のなかに制限されていますから無茶があまりできないようです。
大きな問題もあまり起きないというわけです。
土管がない2年間は上下にいくらでも振れてしまうのです。

つまり天中殺期間中はすごく成功する可能性もあるわけです。でも大成功してもほとんどの場合、人は調子に乗ってしまい失敗して大きく下に振れてしまうことが多いようです。
だから大きなことはしない方がよいわけです。

でもわが師匠は言います。
「天中殺期間中でも、よく注意しながら生活すれば何をしてもあまり問題はありません」と。

「注意しながら生活をする」とは、「勉強する」、「謙虚に生きる」、「利他に生きる」、「エゴを出さない」ということのようです。
わっ、上級者向けですね。

そもそも天中殺期間中は「勉強をする」時期だとのことです。

「謙虚に生きる」、「利他に生きる」は、毎月師匠の講義でいろんな側面からいろんなケースの話があります。
「利他に生きる」とは、他(人)を利する生き方をするということで、ボランティアもその一例で、人さまのためになる生き方をすることです。
なかなか難しいことですね。

「エゴを出さない」生き方をすることで禍やトラブルに遭遇しにくいとのことです。
人は普通エゴの塊りのようです。というか私自身もエゴの塊りです。
この点についても毎月師匠の講義でいろんな側面からいろんなケースの話があります。
エゴを少なくするにはかなりの修行が必要のようです。
やっぱり難しそうですね。

天中殺中に大きなことを起こすには、とくにこの「エゴを出さない」ということが最も大事なことのようです。
「エゴを出す」ことは、諸悪の根源のようです。

「エゴを出さない」、この一点からしても難しそうですから、やはり天中殺期間中は大きなことを始めない方が賢明なようです。
上級者にして可能なようですね。

世間で成功している人はたくさんいますが、皆さん陰陽五行論を勉強した人ばかりではなさそうです。
ということは、天中殺のことも知らないはずです。
でも成功している人がたくさんいます。

その人の本やインタビューなどを見ていると、例の
「勉強する」、
「謙虚に生きる」、
「利他に生きる」、
「エゴを出さない」、
という生き方が身についているように感じます。
京セラの稲盛さんがすぐに思い浮かびます。

少しでも、天が味方してくれるような生き方をしたいものです。
こういう思いもエゴでしょうか。


日本ジェノス株式会社
取締役  廣岡享

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