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2015年3月26日木曜日

面接でやっちまった! と思ったら・・・

もう20数年前の話ですし就職の面接の話でもありませんが、こんなことがありました。
娘が私学の幼稚園・年少クラス(3歳)を受験した時の面接です。ある幼稚園で、最初に本人(つまり娘)だけの面接が行われました。
心配していた母親(当方の妻)は帰ってきた娘に
「今日先生からどんなこと聞かれたの?」
すると 「日曜とかお休みのときはお父様とはどんな事して遊びますか?」
「えっ? それで何と答えたの?」
「お休みの日 パパはゴロゴロしながらゴルフのテレビばかり見て自分とは遊んでくれない」と答えたと言うのです。
驚いた母親は怒った口調で「そんなこと言ったの!!ばかね!!」「あとは何を聞かれたの?」もうあとの祭りです。これ以上怒られたくない娘は「忘れた」の一点張り(3歳にしては頭が良かった?)。

会社から帰った私もそのことを聞かされ「あー やっちまったなあ。もうおしまい」
まあ身から出た錆、娘を怒る筋合いもなく 翌日の親面接もキャンセルしようかと思うくらい先生に会うのが恥ずかしかったですね。

で翌日、暗い気持ちで面接へ。挨拶して「よろしくお願い致します」といった次の質問が「お父様にご質問ですが、お休みの日はお嬢様とどんなことをされていらっしゃいますか?」
きたあ!!   嘘を言ってもしょうがないし、手の内は完全にバレバレ、で
「自営の会社ですので朝早くから夜遅くまで仕事をしており、休みの日はどうしても疲れをとりたいので子供とは正直あまり遊んであげてやれていないのが実情です。ただ、たまに時間がとれるときにはパズルとかをして遊んでおります」 もうこの時点で私の考えていた面接は終了、あとは上の空状態、はっきり覚えていません。

家に帰って「だめだ、こりゃ。。。」 ただ他の幼稚園も受験しており好感触のところもあったので「しょうがないよ」と思っていました。ところが上手く答えられたはずだった幼稚園からは「不合格」の通知が。 2年保育でどこかまた受けるか? と完全に諦めていたのですが、なんとこの面接大失敗と思っていた幼稚園からまさかの「合格通知」。

一体面接官って何を見ているのでしょうか? 私もたまに面接官になりますが、うまく答えたとか、うまくいかないとかより、何かその人がその面接で素直に出ているのか?ということをより見たいのかもしれませんね。


ジェノスグループ株式会社
代表取締役会長  伊藤 哲也

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