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2016年2月29日月曜日

いつまでも、やろー!

 学生時代にスキーをやっていました。1シーズン50日くらい山にこもり、朝から晩まで。時にはリフトが止まってからもスキー板を担いで斜面を登り、練習をしたこともありました。それはただひたすら上手くなりたい一心です。中には雪国出身のメンバーもいて、初めからかなり上手な人もいます。都会育ちでマルハ(「まるで初めて」 皆そう呼んでいました)の私はかなり時間と苦労が必要だったものです。その後シーズンでは200日近く費やして、最終年度にはどうにかこうにかカッコも付き後輩にも教えられるようになりました。
 そこまでやったスキーもその後社会に出てからは、2、3度会社の同僚と行ったきりこの20年は全く縁がありませんでした。そう子供ができてからはそり遊びに連れていったこともありましたが、ついにスキーは滑らずに帰ったこともあります。

 そんな中今年になって、とあるところからスキーに誘われ、先日行ってきました。スキーもブーツもレンタルです。本当に久しぶりのスキーでした。以前とは様子もスッカリと変わっています。まず、ボードをやる人が多い。私のころは一人もいませんでしたので、ゲレンデでの滑りにかなりの注意が必要となります。スノーボードではお尻をついて休みますし、ターンのリズムも荷重による雪のつかみ方も違います。でもこちらが(往年のスキーヤーが)ガラケー状態です。
 またスキー板の長さが違います。今のスキーは身長くらいの長さだそうです。形状もカーブをきりやすくまた軽量に設定されています。当時の直線的で重くひたすら長い、メーター(2メートル)をはいている人がすごいなど、ウォークマンのごときです。
 感心したことはまだあります。ガーラ湯沢に行ったのですが、東京駅から新幹線で2時間もかからずに本格的なゲレンデに立つことができます。世界水準の国際都市から2時間でダウンヒルができるスキー場に行けるのです。当時はあの夜行バスが主流でしたから隔世の感がありました。また越後湯沢駅の駅中プレゼンスは一度訪れる価値があります。米どころ魚沼産のご飯、この時期の雪国山菜、そして何と言っても我々が直接取引のある八海山など、越後の日本酒の利き酒コーナーです。
 またガーラ湯沢のゲレンデは国際色豊かで、ゴンドラの係員も外国の人がいて、訪れる旅行客と共に世界に門戸を開放しています。目指す観光立国の姿がそこに見えます。
 肝心のスキーの滑りはといえば、これがどうして20年ぶりの割にはまずまずいけました。怪我をしないようにと慎重に滑りましたが、何本かリフトを滑るうちに当時を少しずつ思い出し、楽しく滑ることができました。やはり何においてもひと時に集中してやっておくことは良いことです。「スズメ百まで踊り忘れず」とはまさにいったものです。環境はすっかり変わっていますが、山々の景色、ゲレンデのそう快感、スキーの滑る音、そして何より自分がそうしていること。これは全く変わりませんでした。スキーヤーもボーダーも、今度は皆さんとも行きたいですね。

あっ聴こえる 私をスキーに連れてって!  

以上



ジェノス・ワイン・マーチャント株式会社
代表取締役社長  島田 明彦

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