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2015年6月22日月曜日

葡萄畑の薔薇の花

幸運にも酒類とりわけワインに関わる仕事に就けた私は、アフリカ以外の全ての大陸(南極は除きますが)のワイナリーを訪問することができ、公私併せて多くのヴィンヤード(葡萄畑)を観る経験をすることができま
した。
そして気づくのは、多くの葡萄畑の一角には、必ずと言って良いほど、美しい薔薇が植えられています。
それは何故でしょうか?畑に彩りを添えるため?地理上の目印として?
実は、葡萄の樹を害虫から守るための観察花として植えられているのです。
害虫は葡萄の樹よりも先に薔薇の花に付きます。日頃薔薇の花の状態を観て、もしも害虫の被害が視られた場合、葡萄の樹が同様の被害を被る前に害虫駆除を行い、葡萄の生育を守るのです。
一部の葡萄畑では栽培方法の近代化が進んでいますので、現在では単にアクセントとして植えられている場合もあるようですが、伝統に培われた栽培家の知恵は、今でも多くの葡萄栽培に活かされています。
開花時期にもよりますが、皆さんにも是非一度観ていただきたいですね。

さて、こうした危機回避の意識や手段すなわち『アラーム』は、個々の生活にも、仕事にも、そして企業経営にも是非とも活かしたいものですね。
常に社会人としての生活や仕事に『アラーム』を設けることで、円滑な仕事と効率的な活動の一助となりますし、充実した社会人生活を送るためのヒントがそこにあります。

さぁ、あなたは、ご自身の意識の中にどのような花を植えますか?

                                          ジェノスグループ株式会社
                                         代表取締役社長 清水隆義

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