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2015年5月8日金曜日

面接対策


 まづエントリーシートを書いて、書類選考、筆記試験、会社説明会の後にようやく面接・・・かと思いきや、グループディスカッションがあって、その後にやっと面接。
 ようやく漕ぎ着けた面接も集団面接の場合もあると、個別面接はさらにそのあと。
 就職コンサル会社が起源になって、この20年で出来上がった新卒採用の流れです。

 皆さんは、面接はどういう目的でやると思いますか?
 応募者を”ふるい”にかけて絞るため?
 それとも単に入社試験?

 採用をする側から見ていると、一昔前に比べて今は、応募される学生さんの事前準備や意識がとても高いです。素晴らしいことです。
 しかし、それを受け止める側の企業側が、いまだに昭和型の「面接をやってやる」という意識であることが多いのです。
 そういう企業側の姿勢に違和感を持つ学生さんも少なくないはずです。冒頭に申し上げた選考フローというのもこれを裏付けているように私は思います。


 面接は、その方の良いところを面接官が見つけて、次の面接官、あるいは配属先の上司に「この人はこういう良いところがあって、反面こういう至らない部分があるから、それを意識してご指導されたし」といってバトンタッチしていくものです。
 応募者の個性を否定する所からスタートするものではないはずです。
 ですから、面接官の質問も定型化されないはずですね。
 その人の良いところを見つけようとするのだから、志望動機や、学生時代に打ち込んだことだけ聞いても分かりません。10人いたら10通りの面接パターンがあります。当たり前ですね。

 応募される方は、面接官の質問に素直に、正直に答えれば良いだけです。
 緊張するのは当たり前です。しかし、それが理由で不採用にはなりません。
 聞かれていることに、素直に答えられているか、です。
 そういうところから、面接官は、いざというとき、瀬戸際で逃げずに最後までやり遂げてくれる人か、を知ろうとします。

 安心してください。
 面接官も、限られた時間の中でその人の”良さ”を見つけようとして必死に探っているのです。
 そういう相手に小手先の面接対策など、かえって失礼になります。

 正直に、間違っても元気よく聞かれたことに答える。
 これだけです。

 ちなみに、当社の採用選考は、面接のみ2回です。
 さらに、面接の結果、NGだったとしても、何がだめだったのかフィードバックします。
 それを自分で受け止めて、あらためて、もう一度選考を受けたいというなら、再挑戦も受け付けます。
 くどいようですけど、分かりますよね?
 少なくとも当社は、「ここがおかしいよ」と言われたら、素直にそれを受け止められる若者なら、
 いつでも歓迎しますよ、ということなんです。


日本ジェノス株式会社
総務部  添田 順一郎

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