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2015年5月28日木曜日

本代を安くできます

 本にもブームがあり、まるでシリーズのように、品格、片付け、育児、○歳代にすること、ビジネス思考、コンサルタントのノウハウ、時間術、アドラー心理学、メンター探しコーチング、などがあり、似たテーマで著者を探して出版社が競う、という事情を垣間見ることができます。若者の本離れなどで出版不況はいよいよ深刻になっているようです。さらに、キンドル(電子書籍で、紙ではなくスマホ等で読む)という選択もできるようになりました。

 就職活動中の面接で、最近読んだ本とその感想を聞くという質問を受けることもありえます。そのために就職活動の準備、また細切れの移動時間で、「これっ」という本を読みましょう。探すのは本屋ですが、せめて週1回は本屋に行きましょう。タイトルを見ることで、あなたの欲求を刺激(いま困っていること、興味・関心のあることを思いだす)して、結果的にほぼ必然のように「その本を購入する」ことになります。

 さて、本の読み方です。普通は通読(最初から最後まで)することで読んだと納得するのですが、それだけでは「もったいない」のです。メモしましょう。忘却曲線の理論どおり、本の中身や有難みは簡単に忘れてしまいます。思い起こすことも困難です。メモしましょう(しつこい)。

 さらに、メモを読み返す、要約して人に話して反応を確かめる、それら体験からメモでの項目の価値観が変わることもあります。だんだんとメモの取り方も核心をつくようになり、体系的なメモとなり、上手になります。折角ですから、図書専用のメモ帳を作りましょう。脳内に記憶を定着させましょう。

 ここから以下が本題です。通読することは時間がかかります。忙しい貴方には目次で読みたい部分を確かめてそこだけ読む方法もあります。はじめに、目次が大切なのです。
 「はじめに」で意欲と趣旨がわかります。「目次」で内容と展開を予想します。
 もちろん時間があれば通読しましょう。著者の少数意見、こだわり、異様な偏見、偏った愛情、理論の個性的な展開などを感じましょう。

 全部読んだ、ポイントはメモした、要約して人に話してみた、という以外に、「いいな」と感じたことは、是非とも「行動」してみましょう。それは的確なものか、それは本当か、それは自分に合っているか、などが確認できます。行動してみて「いいな」と思うことは、それを「習慣」にしましょう。例えば毎朝5時起き、定時のスポーツ、寝る前の反省、ペンと紙の持ち歩きなど、習慣にまでなれば、そのあと、期待以上の「成果」を感じるのではないでしょうか。


日本ジェノス株式会社
監査役  吉田 温

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