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2016年3月4日金曜日

“就活に思うこと” その3


3月1日、2017年卒業予定(間もなく4年生になる)の学生の会社説明会が解禁されました。選考解禁は6月1日なので、就活生はこれから3カ月間、数多くの企業の説明会に奔走するのでしょう。
企業側は、少しでも多くの学生が参加できるように説明会の回数を増やしたり、夕方から始めたり、土日に実施したり、様々な工夫をしているようです。

就活生も大変だと思います。卒論を書かなければいけない人や生活費や学費の補填のためにアルバイトをすることが避けられない人も少なくないでしょう(私は両方でした)。でも、自分の将来がかかっているという思いで、やはり気持ちは就活優先なのでしょうか。

先ず、どのような業界業種にアプローチするのか決めるところからですね。そして、実際に就活を始めてみると、活動すればするほど情報量が増え、その量に比例して迷いも大きくなると思います。
よく『自分に合う仕事、自分に合う会社を選べ』というようなアドバイスを見聞します。しかし、学生にとってこれほど難しいことはないですね。なんせ社会経験が無い訳ですから仕事という側面での自己分析が困難ですね。どういう仕事が、どういう会社が自分に合うか分からないのが普通だと思います。多分、答の出し方は無いのでしょうね。一人一人が悩んで結論を出すしかないのだと思います。
その『合うかどうか』を試す機会としてインターンシップが有るようですが、それに参加していると他の企業を訪問する機会が減るのは避けられないし、学業も有るし、バイトも有るし……悩ましいところですね。

こういうデータが有ります。昨年10月に厚生労働省から発信されました。
『平成24年3月の新規学卒者の3年以内の離職率は32.3%(1年以内の離職率は13.1%』『(離職率が低いと言われている)従業員1,000人以上の大企業でも3年以内の離職率は22.8%』
これを見ると、就活で『自分に合う仕事、自分に合う会社』に巡り合う難しさがよく分かります。別の見方をすれば、日本の労働市場にはリセットする機会が有るという事だと思います。つまり失敗が許されない状況ではないということでしょうか……どうですか、少しは気が楽になりますか?

でも、言うまでも無く、新卒で『自分に合う仕事・会社』に巡り合うに越したことは無いので、学生の皆さんは大いに悩んで、悔いの残らないよう活動して下さい。
大変でしょうが身体には気をつけて。風邪をひいてボゥ~とした顔で鼻水たらして面接には行けませんから。


ジェノスグループ株式会社

営業本部 債権管理部長 村下 肇

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