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2015年4月8日水曜日

言葉

 以前に「3K」という職場の認識がありました。確か、きつい、きたない、こわい、でしたか。3Kの職場では、言葉使いも同じく3Kではないかと思います。脳の内では言葉やイメージで認識し理解するために、本人の意思や行動までそれに左右され、影響するのではないでしょうか。言葉には、いわゆる言霊が宿ります。

 社会人になりましたら、正しい言葉、美しい言葉、正確な言葉を使いましょう。それらの特性がある言葉を口にすることで、正しいマインドから、思考、行動、習慣、成果にまで至るのではないか、と感じます。

 出典はメモしていませんが、NHK式話し方7つのルールというものがあるそうです。
①話す目的をはっきりさせる、②13文字以内でタイトルをつける、③結論は最初の15秒で伝える、④一文50字以内、⑤4つの抑揚で強調、⑥1分300字以内の話し方、⑦独り言から入る、というルールでした。因みに私はほとんどできていませんし、④から⑦まではあまり考えたこともありません。ただし、このルールは、もちろんのこと、すべて正しい言葉を前提としています。

 友人が「話し方教室」に通ったことがありました。胆を聞いてみると、相手に配慮し、気配りして、そして明確に簡潔に伝えること、さらに相手の話しをよく聞くことでした。
その友人は人の見方まで変わり、他者への思いやりができるようになっていました。
 いまはやりのコーチングでは、人に興味を持たず、人の話をよく聞かず、自分ばかり話すのでは成立しません。相手に興味を持ち、よく聴き、どんどん話しをさせることが肝要です。 (※経営者、管理者、監督、先生、上司などではなく、コーチを意味しています。)

 コーチングの手順としては、①現在の怒りや不安や不満を語らせる、②それらは自分のせいか他人のせいか、コントロールできるかできないかを見極めさせる、③怒りや不満を喜びややる気に置き換えて行動の目的とする、というものです。やはり、言葉で明確にすることで、怒りや不満から瞬発力のある強烈なパワーが生じます。①の怒りや不安を、③で正しい言葉、美しい言葉、正確な言葉で置き換えることがポイントになると思います。

日本ジェノス株式会社
監査役  吉田 温

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