このブログを検索

2015年4月24日金曜日

ニュータイプ出現?

 新入社員と聞くと「ゆとり世代」というイメージが強いのですが、今年はこのような「ゆとり型」新入社員に加え「熱血型」新入社員が増加しているそうです。聞いた限りではマイナスイメージが全くないのですが、この「熱血型」の特徴は「こうと決めたら一直線、権利意識が強く、理論整然と自分の考えを主張する」ことだそうです。下記は実際の事例として報告されている内容でかなり個性的です。

 入社早々の職場挨拶の場面で「金曜日ノー残業」「有休フル取得」そして「成果も出します」と宣言する。やるべき仕事を後回しにしていることを上司が注意している場面で、「やろうと思えば即時できるが、仕事全体の効率性を高めるため今はあえてスルーしている」と説明する・・・。

 私のような人間もかつては「新人類」と言われていた時期もありましたが、「今はあえてスルー」ですか・・・「時代は変わったのだな」と痛切に感じます。新人の時に「君たち世代の考えることは分からん!」と当時の部長に言われた過去の記憶が蘇りますね。

 組織には常に相違する世代が存在し、互いに刺激しあいながら活性化して色々な角度から物事を発想する場であって欲しいと思います。頭ごなしに怒ること、自分の意見に問答無用で従わせることも確かに可能ですが、全く違った考え方は貴重です。ですから個性的な考えを上手に翻訳し臨機応変に対応できる人材は世代に限らず重要だと思い知らされます。

 往々にして世代は新しくなるに従い合理的で新しい着眼点を持ち合わせており、全体としての会社貢献度も高いポテンシャルを秘めています。最低限のルールや常識は当然必要ですが、新しい世代は常に魅力的です。部としての化学反応を如何に起こすか・・・は常に周りの先輩たち次第なのかもしれません。


日本ジェノス株式会社
経理部長  荘司 享利

0 件のコメント:

コメントを投稿