2015年1月7日
自分自身のテーマを創る
夢膨らむ新年を迎えてから早一週間が経ちました。あっという間に門松を外す七草になりましたね。就職活動を行う方もスイッチが入る時期に突入した感じでしょうか。
私は貧乏学生でしたので就職間際までアルバイトに明け暮れる日々を送っていました。
今では多くの学生が卒業旅行で想い出をつくることができる羨ましい環境にありますし、それは自分自身の世界観を拡げる意味でもたいへん重要だと思います。
とは言え、私も運輸会社への訪問販売のアルバイトを長く行いましたので、将来は営業職に就きたいという希望を適えるための良い経験になりました。
さて、私は大学を卒業するまで海外旅行の経験が皆無でした。日本各地は何日も掛けて巡りましたが、自分の世界観は小さ過ぎないかと就職前に自問していました。
そこで就職を機に立てた目標=テーマが、「50歳前に100回以上海外渡航をする」というなんとも思いつきに近いものでした。
幸運にも私は酒類業界に就職することができ、大好きなお酒を扱う仕事に就きましたので、世界の様々な酒類とそれをお客様に提供する多くの飲食店様での飲用動向を直に目にすることができました。
そこで酒類(特にワイン)を販売し且つ飲用しながら気付いたことは、お酒は小さな世界旅行だということです。世界各国の酒類に触れて、またそれらを世界の料理とともに味わって、未だ観ぬ世界の国々に想いを馳せることの繰り返しが、立てた目標の実現を後押ししてくれました。
ワインやハードリカー・紹興酒等の関係で海外出張する機会も増え、またお客様と話す材料は海外現地で出される料理やお酒の飲まれ方にあると自答し、時間をつくっては海外旅行をすることが生活の中で中心となる趣味になりました。
その結果、44歳で海外渡航回数の目標を達成しました。その中で目にした事・驚いた事・学べた事は、雑学も含め自分自身の大きな財産と考えていますし、自分なりの世界観を創生してこられたのかな?と自認しています。
特に海外で仕事をされている日本の若者にお会いする度に、彼らのグローバルな考え方や逞しさに感心し、また逆に日本の良さを改めて感じることができ、多くの「気付き」を得ることができました。
当社では、そうした酒類の販売を通じて、食文化の発展に貢献することを大命題にしています。
若い方々の意見や発案こそが、それを深化してくれる原動力になってくれることを願ってやみません。
ハツラツとした学生の皆さんがどのようなテーマを持って、どのようなパーソナリティに育っていかれるのか、楽しみですね。
ジェノスグループ株式会社
代表取締役社長 清水隆義
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