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2015年1月9日金曜日

つぶやき


たまに若い?社員とお酒を飲みます。最初は少し緊張して お堅い雰囲気になります。
それがお客様であられる飲食店の新規開店お祝いを兼ねた席であれば尚更です。
「ご開店おめでとうございます」「今後のご繁盛を祈念いたしております」「今後共何卒
宜しくお願い申し上げます」等々 ご挨拶から始まり、しかも会社の経営陣が同席していれば当然といえば当然かもしれません。
しかし段々お酒が入り、口も滑らかになってくると少しづつ普段思っている本音をのたまう輩が出てきます。社員の本音を聞くことは時に楽しく、勉強になることもありますが、
通常は耳の痛い話が大半です。なぜなら批判が多いからです。社会、会社、上司、同僚、
部下、商品、仕組み なんでも悪口を言おうと思えばいくらでも出てきます。ある意味人とはこういうもの、つまり誰でも皆言い訳したり、人のせいにして、自分を正当化したい。
かくいう自分もこの典型であるわけです。うまくいかないとき、自身を反省する前に必ず
「あいつが、、、」と思ってしまう。で、「おーそうじゃない、自分の力不足なんだって」とやっと気付く。だからわずかながらでも成長していける(と信じています)。
批判を一通り聞いたあと、「で、君はどうするの?」と質問したりすると、一瞬酔いが覚めたように黙り込んでしまいます。しかし、その中で敢然と「こうしたい」「こうやったら良いと思います」と意見が言える社員がいます。またそこまではいかなくても「君が動いたらいいじゃない」と言うと「やりますよ!」と答えてくれる社員がいます。こういうやりとりは楽しいし、明日からまた頑張ろうと活力が湧いてきます。

近年 飲酒運転による事故のニュースが毎日のように報道され、あたかも「酒が悪い」ような感覚を植え付けられている気がします。とても残念です。本来酒を飲んだら乗るな、飲むなら乗るな というのは一般常識であって、このルールを守れないことが根本的な問題であります。つまりは完全に人に起因していことであるわけです。

酒はルールを守って楽しく飲みたいですよね。飲酒運転は絶対しない。人の迷惑にならない。これらは最低限のルールですが、もう一つ自分なりのルールがあります。それは出来るだけ「平等の立場で飲む」ということです。今は一社員でも独立して飲食店を開業され、当社のお取引先になれば 経営陣と社員という立場から、お客様と経営陣へ変わるからです。今の上下関係?は必ずしも永遠のものではありません。
こんな話もしながら社員と飲むと結構本音を言ってくれたりするものなんですね。

2015/1/9
ジェノスグループ株式会社
代表取締役会長  伊藤哲也

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