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2016年6月6日月曜日

面接時の良い質問、悪い質問

電車の扉の所に貼ってある広告に、
「面接官の質問にどう答えるかよりも、どういう質問ができるか」

みたいなことが書いてありました。
(うろ覚えなので、正確ではないと思いますが、内容はこんなことでした。)

さて、就活生の学生さんと面接をしておりますと、確かに
積極的に質問をしてくださる方が大半です。

その意味では、こうした「質問をしよう」という布教活動は
一定の成果を挙げているといえるわけです。

しかし、であります。

質問の殆どがあまり良い質問ではありません。

そう思って就活支援サイトをいろいろ見てみると、そのような
「実際の面接で私がよく出くわす質問」が、なんと「良い質問の例」として
掲示されていることがわかりました。

つまり、就活生の皆さんは、悪い質問をしている認識は皆無で、
それどころか、良い質問だと思ってしまっているのですね?

こんな就活支援サイトのように、アドバイスするほうが質問の良し悪しを
わかっていないのですから、困ったことです。

就活支援サイト自体の良し悪しを見分けることも重要ですが、今日は
ここに訪問して下さった方だけに、「良い質問/悪い質問」をお伝えします。
(といっても、ここではほんの「さわり」だけですが)

良い質問、悪い質問は、簡単に見分けがつきます。

しかも、それは面接官によって判断にそんなに違いは生じないと
思われるポイントがあります。

また、就活の面接であるとか、ないとか、そういうことには
関係がありません。およそ、実社会において発生する「質問」=
要するに会話の相手に物を尋ねるときの、「望ましい形式」という
ものは、人類共通なのです。

就活だからこうしよう、というノウハウは、間違いとは言いませんが、
浅薄です。薄っぺらい発想になります。

もっと、「ものごとの本質」「実社会の本質」をとらえた思考をすべきです。

悪い質問の典型例を挙げます。

1.御社の強みは何ですか?
2.御社が新入社員に期待することは何ですか?
3.御社の今後の戦略について教えてください。

それぞれの質問への回答は、実際には面接官が工夫してキチンと答えるとは
思いますが、自分なら心の中で次のようにつぶやいてしまいます。

1.自分で調べて来いよ・・・
2.それを聞く前に、自分がどう貢献できるのか教えてよ・・・
3.公開してあることは自分で調べてあるよね? 公開してないこと
  は外部には言えないし。

どうでしょうか?

墓穴を掘るとはこのことです。

聞けばいいというものではありません。聞けば聞くほど自分の価値を
下げてしまいます。

では、どういう質問をしたら良いのでしょうか?

それは、弊社主催のセミナーでお伝えします。

これは弊社に限ったことではありません。実社会での普遍のプロトコル
です。組織で働くときに極めて重要な発想様式ですので、是非覚えて
おいて損はないと思います。


日本ジェノス株式会社
代表取締役  上野 善久

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