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2015年7月28日火曜日

この歳で、刺激になった事

現在、45才の私。
日ごろからお世話になっている56才の大先輩から、フィリピンセブ島で日本企業や留学生用の弁当デリバリー事業と、商業施設内での日本食レストランの開業準備をするから一緒に視察に来いと、ほぼ命令でしたが、お誘いを受けました。
日本の飲食企業が、海外(特にアジア各国「シンガポール・タイ・ベトナム・台湾」など)に出店を求めて活動している現在ですが、「セブ島?観光地か…」ちょっとピンとこないが20年以上海外には行っていない私。
2泊3日の弾丸旅行でしたが、観光気分で、言われるがままついて行くことにしました。

夜中0時に到着するやいなや、いきなり、セブ島内で商業施設や不動産業など様々な事業を行っている会社のスタッフの車に乗せられて、島の中心街で飲食店視察を行い一通りの繁盛店を巡りました。
特に飲食はぜず、店内を平気で視察するという事にドキドキしましたが当日は無事終わりました。
翌日は早朝から視察を開始し、昨日のスタッフの方に「財閥系企業の社員の方」と紹介されながら、今後出店予定のショッピングモールやリゾートマンションをひたすら案内してもらいました。
現在セブ島は開発の波が押し寄せている、発展途上中の島。私達がイメージする、リゾートはほんの一部の地域であり、ほとんどはインフラ整備などされていない、例えるなら50年前の日本の様な所ばかりです。
視察をしている間の車中で、「あなた達日本人がフ―ドビジネスをこの場所で行うとしたら、何をする?」など様々な質問を受け、会話をしましたが、先ほど例えましたとおり、人口が少なく国も違えどもここは50年前の日本の様であり、なにもない場所です。
視点を変えれば、新たなビジネスの可能性に満ち溢れている事が感じ取れる場所ではあります。
スラムなどの怖いところもありましたが・・・大変興味深い視察でありました。

セブ島の人々は和食に対して馴染みが少ない人達ばかりですが、和食には良いイメージがあるようなので、現在現地にある日本人以外の方が経営する「なんちゃって和食」店で扱う和食は日本食ではない事は理解している様で、日本人がこれからどんな事をするのか、興味を示していました。
ここで詳しい事業計画や内容の話は、控えさせて頂きますが、海外に行って感じた事は「和食」というキーワードは、アジア各国が注目している事・興味を示している事、日本への嫉妬や妬みなどが多少あるにせよ、憧れもある事が感じられました。
そして、現地の方の行動や考えかたは、私達日本人より非常にシンプルで、かつ、仕事と割り切るとなんでも行動に移すパワーがあり、何でも儲かりそうな情報を自分に取り入れようとするバイタリティーや貪欲さがあるように思えました。
昨今、日本の労働者が頭ばかりよくなって忘れがちな「とにかくなんでも愚直にやってみる」など貪欲な行動をしなくなってしまったら、この豊かな日本はアジア各国の人達に追い越されてしまうのではないかとも感じさせられました。

私の大先輩も成果はこれからのお楽しみですが、56才で単身、この島で生活をする決意をした事に尊敬と刺激をうけ、海外にいる先輩に少しでもこの国でお役に立てればと思っております。



これからは海外であろうが、国内であろうが、英語は必要ですね。痛感しました・・・・・


ジェノスグループ株式会社
執行役員営業副本部長  永倉 充雄

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