このブログを検索

2015年2月23日月曜日

ファーストスター

先日、TVのニュースで報じられていましたが、
星々が、最初に輝きだしたのは、宇宙の誕生から約5.5億年後だったとする最新の研究結果を、欧州宇宙機関(ESA)が公表しました。

現在の理論では、宇宙は約138億年前の誕生の直後にインフレーションと呼ばれる急膨張が起き、火の玉(ビッグバン)になり、その後、しばらくは光が見えない暗黒時代だったそうです。

E・S・Aは宇宙のあらゆる方向から飛んでくる電磁波「宇宙マイクロ波背景放射」を、以前から観測してきて、今回この電磁波を詳細に分析して、時期を導き出したとの事です。

何だか気の遠くなる話ですね。
地球が出来て46億年、なんと新人(ホモサピエンス)の登場は、10~20万年前だそうです。
46億年を1年間に縮めると人の登場は、12月31日の午後11時40分以降のようです。
宇宙の成り立ちから考えると本当にちっぽけな人類の歴史ですが、可能性を考えると人間の能力は果てしなく大きいと思います。

以前、東大名誉教授の大田尭先生の講演を聴く機会がありまして、その時に”人間はなぜ直立二足歩行をしたのか”と云う質問がありました。答えはなんと”その気になったとしか言えない”との事でした。

私たち人間の寿命は、たかだか100年にも及びませんが、想像力や冒険心が”その気”を育てバトンを繋いで成長し、豊かな未来を築いて来たのだと思います。

これから社会に巣立っていく皆さん、宇宙のスケールで物事を考えてみて下さい。物差しが大きいとちっぽけな事など気になりません。
冒険心を育て可能性を信じると、”その気”が輝きだします。失敗を恐れず、周りの人たちに左右されずに人生に挑戦し、楽しんで欲しいと思います。

”どんなに廻されても針は天極を指す”と云う言葉が好きです。
就職活動に向かって自分自身のファーストスターを探して下さい。


ジェノスグループ株式会社
顧問  齋藤宏彰

0 件のコメント:

コメントを投稿