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2015年2月13日金曜日

ベトナムの若者にエールを送りたい

 所用があり、ベトナム中部の中心都市・ダナンに渡航してきました。
世界的に和食文化が拡がる中、ベトナム中部は未だ和食店は極少なく、ベトナム第三の都市であるダナンにも日本人は300人程度しか居住していないそうです。
忙しいスケジュールでしたが、飲食店の視察は私のライフワークですので、和食店を現地でやっと探しあてて伺ってきました。
そこで働いてる方はほぼ全員ベトナム人ですが、とにかく良く働きます。
22歳の若手リーダーに「一日何時間働くの?」の問いに「朝の仕入から閉店後の掃除まで(23:00前後?)です。」と答え、「休みは?」と問うと「月に3日くらいかな。」との答え。「なぜそんなに必死に働くの?」の問いに「早く一人前になりたいから。」と答え、「どうして和食店で働くことにしたの?」と問うと「日本人は勤勉で一から親切に指導してくれるし、日本語も覚えられる。なによりも素晴らしいのは、お隣の国と違ってマナーが学べるから。」と答えてくる。
日本人の仕事に対する姿勢を褒められているようで、とても嬉しくなりました。
もちろん、意欲の無い従業員は覇気が感じられない動きをしていましたが、テキパキ動く方がほとんどでした。昨年のGDPが106%も続伸している同国で、こうした意欲を持っている若者が若いうちから頭角を現し、お客様の支持を得る商売を実現していくのだなぁと強く感じました。
彼等の給与は、月給約2万円です。
環境は日本とは違いますが、自身の将来に目標を持って、笑顔で謙虚に働いている若者のマンパワーをつぶさに視たことで、「日本の若者も負けるな」とつぶやいてしまいました。
社会人になるということは、経験をいかに糧にして体得していくかが問われる立場になるということですね。
 
 さて、当社が目指しているのは『酒類を通して食文化の発展に貢献する』ことです。
 フォー文化が定着している中部ベトナムにダナン唯一のラ-メン店を出店されラーメンの普及に挑戦している今野さん、同じく日本を離れベトナムで和食の職人育成に労を惜しまず炉辺焼きの認知度アップに懸命の永井さん、お二人の若きお弟子さんにエールを送らせていただきますとともに、お二人のチャレンジスピリッツに乾杯!


                         ジェノスグループ株式会社
                       代表取締役社長 清水隆義




 
       永井さんと           今野さんと


 
   妥協しない和食職人を目指すロウさん 




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