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2015年10月22日木曜日

フランスパンのサンドイッチ

今日は、個人の趣向の話です。

私は、美味しいものが大好きです。
「美味しいものが好き」と言うと、「そりゃ、誰でもそうでしょ」と思うかもしれませんが、違うのです。

以前、もう20年以上も前の話になりますが、私の知人で、食べ物にまったく興味の無い男がいました。
生まれ育ちもキチンとしており、学歴も大変立派、国家資格を持ち、その道では日本一の会社で大活躍をしていたエンジニアです。

彼は、魚の名前は「知識」としてしか知らず、目の前に出された料理が、鮪なのか鮭なのか鯛なのか、まったくもって区別できないので、びっくりしました。

野菜も同様です。「キュウリを知っているか?」と聞いたところ、彼は、「えーと、待てよ。小学生のときにカブトムシに食わせたやつかな? えーと、外が緑色して中が白いのでいいのか?」と言うのです。

誇張じゃありませんよ、本当にそう言ったので、そこにいた一同、腰を抜かしました。

しかし、彼は、ぱっと見た家具のデザイナーを即座に答える特技がありました。
「これはスウェーデンの何とかの製品だ」「これはニューヨークの誰それの設計だ」と椅子を見ただけで言っているので、「へー、キュウリを知らないのに、椅子は知ってるなんてね~」と皆で呆れたことを思い出します。

話が横道にそれました。美味しい物の話です。
いくら好きだといっても、美味しい物を買ってばかりでは高くつきますから、私は買うよりも作ってしまいます。

今日はフランスパンのサンドイッチです。

当社グループの小売店舗で売っているバゲットは、安くて美味しいく、天然酵母で作られているので評判ですが、これを使います。

1本丸ごと作ると、豪快なうえに、食べ応えがあってお奨めです。
休日のブランチに、また、夕食の前菜としても大変好適です。

切れ目を入れて、溶かしたバター(なくても可)、マヨネーズ、粗挽き黒コショウ、それにマスタードを塗ります。
マスタードはフランス製とか、粒入りとか、そんな凝る必要はありません。逆に、和がらしのほうが美味しくできます。
私は、3個89円の安い納豆についている小さいチューブのからしを、ここぞとばかり何袋も使います。

レタスは青い部分も見た目にはいいですが、根元の白い部分のほうがパリっとした歯ごたえが気持ちよいので、こちらも好んで使います。

ハムは、バゲットの皮の厚味に負けないように、ここは肉から作ったハムを使います。(激安のハムは、肉から作らずに「肉や大豆などから抽出した蛋白質っぽい溶液」を成型して作っているのと、ペラペラに薄いので、フランスパンに負けてしまいます)
といっても、1パック200円台で十分に美味しいハムがあります。

これを、レタス+ハム+レタス+ハム と交互に挟みます。こうしてミルフィユ状にすると、1口食べたときに、独特の食感が口内と両顎(あご)に伝わって、至福の一瞬を味わえます。

牛乳、コーヒー、紅茶、白ワイン、ロゼのスパークリングなど、なんでも良く合います。

なお、フランス本国では、バゲットサンドには基本的にマヨネーズをつけないので、フランスで買うよりも多分
日本人にはこっちのほうが美味しいと思います。




日本ジェノス株式会社
代表取締役  上野 善久

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