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2015年10月20日火曜日

きちんと質問できる人になろう

目上の立場の人々を前に正々堂々と質問できるのは若手の特権だと思う。

就活生の皆さんは特に面接という場面で面接官からの質問だけではなく逆に応募者からの質問を求められることがありますよね。

その質問のレベルでその人がどの程度の能力の持ち主なのか評価されることに気づいていますか。

同じように質問しているはずなのに、何が評価を分けるのでしょうか。?


採用面接に限らず日常の職場も含めて観察すると、できる人の質問には以下のような特徴があると感じています。


自分の意見を持って質問している

できる人は、私は◯◯と思うのだけど、どうか?と、自分の意見を持って質問をする。これは、どこまでわかっているのかを相手に伝えるためにも有効である。

そのために、質問をするときは予め、自分は何がわからないのか?を紙などにまとめておくと良い。


何度も同じことを質問しない

きちんとメモをとり、同じことは2度聞かずに済むようにする。何度も同じ話を聞かれると、誰でもイラつくからだ。


「どうすればいいですか?」と言わない

「どうすればいいですか?」は、相手に進め方を委ねており、主体的でない、受身の姿勢の質問である。したがって、この質問をしたくなる気持ちはわかるが、この質問をすると頭が悪そうに見える。

その代わり、できる人は「◯◯についてやり方を知りたいのですが、聞きたいのは、手順と、作業ごとのポイントと、最終チェックの方法です。」と、聞くべきことを絞って聞く。

この聞き方は主体的に、自分がやるべきことを整理する努力をしている。


教えてもらったことを確認する

教えてもらったことを一度で理解できる人はほとんど居ない。したがって、教えてもらったことは、自分の言葉になおして、最後にかならず確認する。

確認のためには、自分で咀嚼してアウトプットしなければならないので、理解が深まる。
逆に、確認することがわからない時は「理解していない」とみなす。


目的を添えて聞く

人に尋ねる時は、質問する目的をそえると、質問の精度が上がる。



以上、質問する側のポイントを記しました。

一方で質問できる環境は整っているのかな?

重要なのは日常的に聴きやすい雰囲気を作り出すということだと実感しています。

職位を乗り越えたフラットな環境、組織を細分化し小さなコニュニティで活性化させる、

などいろいろトライしています。

一番大切なのは「社員全員」が「当事者」として活動する意識を恒常的に持ち続けることだと想っています。皆さんと一緒にそんな職場を目指していきたいと強く願っています。



                                                                                                 ジェノスグループ株式会社
                                                                                                            副会長  田邉辰雄

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